徐長今(ソ・ジャングム) 声:生田智子 才色兼備の女性で積極的な性格。あらゆる困難に直面するが、強靭な意志で乗り越える。ある事情で白丁村に隠れ住む両親の下で幼少時代を過ごすが、甲子士禍(1504年の甲子の年に起こった門閥官僚が新進官僚を弾圧した事件)で父親と別れて母親とは死別する。10才で宮殿に入り、宮中で最高の料理人になろうと心血を注いで認められる。しかし、ハン尚宮の謀略によって宮殿を追われて官婢(官庁所属の召使いの女)になる。済州(チェジュ)官衙(官庁)の官婢を務めながら医術を学んで再び入宮、最高の女医となって朝鮮王朝の歴史上初めて中宗の主治医となる。彼女の名声は中宗実録にも偉大なる長今を意味する「大長今」と記されている。 李英愛(イ・ヨンエ) 1971年1月31日生まれ。 幼い頃からその端正な顔立ちで注目を集め、小学4年生のときに学習参考書の表紙モデルに抜擢。14歳で雑誌の表紙モデルとして正式デビュー。出演した化粧品CMで、透明感のある容姿から「酸素のような女性」と形容され、CMクイーンの地位を確立する。大学卒業後の1993年にテレビドラマデビュー。その後も出演作を重ね、2000年の大ヒット映画「共同警備区域JSA」でその実力を国外にも知らしめた。最新作の映画「親切なクムジャさん」では、少女から大人の女性まで多彩な演技を披露している。 |
|
閔政浩(ミン・ジョンホ)声:井上倫宏 漢城府の判官として勤務中、金鶏購入の件で長今に助言をしたがために死の峠をさ迷うことになる。 内禁衛の従事官になってから長今と縁が深まる。文科に合格した学者出身だが、武術に長けているため内禁衛に勤める。整った容姿の持ち主で学識も高い。早くに妻と死別して寂しさのために宿直を自ら希望したことで長今と距離が近まり、経書閣が二人の出会いの場となった。長今の聡明さと学問に対する情熱に感服、長今を助けるうちに恋心を抱くようになるが、そのために何度も危険に脅かされる。後に同副承旨として内医院の副提調になっても長今を支えるが、司憲府の弾劾を受けて罷職されて流刑にあう。 池珍煕(チ・ジニ) 1973年6月24日生まれ。 広告カメラマンから俳優へ転身という一風変わった経歴の持ち主。そのためデビューは25歳を過ぎていたが、優しげな瞳と落ち着いた大人の魅力で一躍スターダムへ。2002年には日韓共同制作ドラマ「ソナギ〜雨上がりの殺意〜」で主演米倉涼子の相手役をつとめ、日本でもファンが急増。映画出演に「H」(2002年)「六つの視線」(2003年)ほか。最新作の香港映画「Perhaps Love」では、金城武らと共演している。 |
|
崔今英(チェ・グミョン)声:山像かおり 長今と同じ時期に宮殿に入り宮女生活を共にする水刺間の女中。 長今と長い期間、一緒に過ごす。 野心が大きくて出世欲が強く、美人であることを鼻にかけた傲慢な性格。水刺間の権力者チェ尚宮の姪。身分の差があるにもかかわらず、チェ家の親戚である閔政浩に子どもの頃から想いを寄せる。長今と共に宮中最高の料理人になるために全力を尽くし、チェ家の緻密な計略の下、王の承恩を受けて淑媛(朝鮮時代に宮中に仕えた女官)になり、長今と宿命的な再会をする。長今を常に警戒して最後までライバル関係にある。 ホン・リナ 1968年2月7日生まれ。 1987年ドラマ「青い教室」でデビュー。ややゆっくり目のしゃべり方と清楚なイメージが受け、「総合病院」(1994年)「それでも愛してる」(2001年)など多くのドラマに出演。2002年にはドラマ「まっすぐに生きろ」でコミカルな役に初挑戦、それまでのイメージを覆した。本作では「(難しい)ライバル役だから引き受けた」とコメント、新しいキャラクターに意欲的なところを見せている。 |
|
中宗 声:菅生隆之 朝鮮王朝第11代王。 穏やかだが優柔不断な性格。 慈順大妃の息子で燕山君を廃位して即位した。趙光祖(チョ・グァンジョ)の起用をきっかけに改革政治を進めていた中、長今と出会って彼女の温かい性格と優れた才能に惹かれるようになる。後に長今を主治医ではなく一人の女性として愛するようになる。 林湖(イム・ホ) 1970年1月27日生まれ。 父親は時代劇作家のイム・チュン。1993年にテレビ局のオーディションに合格し、その後、数多くのテレビドラマに出演。1999年の歴史大作ドラマ「ホ・ジュン」(監督イ・ビョンフン)で一途な愛を貫く正義感あふれる士官役を演じ、一躍注目を集める。本作の次に選んだ出演作映画「非日常的な彼女」(2004年)では一転、ニュー・ハーフのショーガールを演じ、華麗(?)なイメージチェンジで話題を集めた。 |
|
徐長今(ソ・ジャングム)子供時代 声:黒葛原未有 チョ・ジョンウン 1996年3月10日生まれ。 この「宮廷女官 チャングムの誓い」の出演で一躍注目を浴びる。その後、「アックジョンドンの宗家」をはじめ、数々のTV番組に出演。また、CMでも活躍中。 |
|
ハン尚宮 声:小野洋子 ヤン・ミギョン 1961年7月25日生まれ。 '85年にドラマ「青い空」(KBS) でデビュー。その後、多くのドラマに出演し同年、KBS演技大賞新人賞など数々の賞に輝いた。女優だけではなく、執筆活動も行いエッセーも出版している。 |
|
チェ尚宮 声:宮寺智子 キョン:ミリ 1965年1月27日生まれ。 '84年にデビューし、以来活躍を続けている。日本でも放送された「イブのすべて」や、「噂の女」などに出演。 |
|
カン・ドック 声:佐々木梅治 イム・ヒョンシク 1945年12月31日生まれ。 「オールイン 運命の愛」で主人公イナの育ての親チス役で知られる。コミカルで情に厚い演技には定評がある。 |
|
カン・ドックの妻 声:つかもと景子 クム・ボラ 1963年1月17日生まれ。 '78年「水しぶき」でデビューするなり、大鐘賞新人賞を受賞。人気化粧品のモデルなどを務めた。そして、きれいな役柄から、演技の幅を広げ、豪快なおばさん役もこなすようになっている。 |
|
|
|
主な出演者
|
|
オナラ 作詞・作曲:イム・セヒョンオナラ オナラ アジュオナ
カナラ カナラ アジュガナ
ナナニ タリョド モンノナニ
アニリ アニリ アニノネ
ヘイヤ ディイヤ ヘイヤナラニノ
オジド モタナ タリョガナ
|
|
この歌詞はドラマ(時代劇)の雰囲気を出そうと、三国時代の文献などを参考に、古語をベースにして創作された言葉です。そのため、解釈のための現代語訳がつけられています。 <現代語訳歌詞> |
|
<日本語訳> 日本語訳:張銀英 金賢珠 |
【第1回】 宮女の生活 最高尚宮がパク女官(キム・へソン)を叱りながら宮女の掟を教えていた(パク女官が男と内通したことについて)。パク女官(キム・へソン)を叱りながら宮女の掟を教えている最高尚宮。 朝鮮時代の宮女の生活について調べてみましょう大部分の宮女達は、王室で王と王族が暮らす上で不便がないように、宮中の全ての責任を任された存在だった。このような宮女は朝鮮時代としては珍しい‘専門職の女性’だった。 |
|
【第2回】 尚宮 銀粧刀を買うためにチョンス(パク・チャンファン)の鍛冶屋を尋ねた尚宮。 チョンス(パク・チャンファン)の 鍛冶屋に尋ねてきた尚宮。尚宮とはどんな職業でしょうか?尚宮とは朝鮮時代に宮女達の中で一番地位が高い役職で、皇后の命を受けて出入りを統制する事まで引き受けていて、今でいうと '秘書室長'にあたる役目である。4〜13才の間に宮中に入ってきた ‘幼い女官’達は普通 20歳前後に冠礼をあげて正式な‘女官’になり、また15年くらい経つと王から正5品である‘尚宮’ の任命を受けたという。 |
|
【第3回】 宮中の調理人 歴代の王朝時代の宮中料理は、宮中の厨房尚宮達の手から手に伝えられてきた。水刺間で料理を作るのに忙しい女官達、宮中料理は誰が作ったのでしょうか? 宮中料理の調理技能の伝授と厨房尚宮達の訓練制度を知る資料として当時の文献は特にないが、朝鮮時代の後期に実際宮中で働いていた尚宮達の口述により、詳しく知られるようになった。 朝鮮時代の最後の厨房尚宮であったハン・ヒスンから聞いた事をファン・ヘソンは「韓国の味覚」にまとめ、また尚宮だったキム・ミョンギルの口術を書いた「ナッソンジェ周辺」と、キム・ヨンスクの宮中風俗に関する著書等にも、宮中調理人に関する記録がある。 |
|
【第4回】 宮女の一生 宮女の一生はこんなにふうに始まるといいます。 宮中女官’とは宮女をいうが…宮女の一生について調べましょう。宮中で、王の一家の世話を担当する宮中女官が宮女である。品階は、正5品である‘尚宮’から従9品である奏變宮(チュビョングン)まで10等級があり、所属部署としては至密、焼厨房、洗踏房など 7ヶ所がある。 |
|
【第5回】 センガクシ チャングム(チョ・ジョンウン)とヨンセンに、どの部署のセンガクシかと聞くハン尚宮(ヤン・ミギョン)。 センモリ(幼女の礼装の時髪を2つに分けて三つ編みにし、結んだ髪型)をした幼い宮女達を称する‘センガクシ’。とても幼い年齢に宮中に入った子供たちを‘アギナイン’と呼ぶ。‘アギナイン’は18〜19歳を前後に一種の成人式である冠礼をし、髪の毛を上にあげて正式に「女官」になる。冠礼をあげる前は、部署の格が高い至密、針房、?房の幼い女官だけが髪を特別にセンモリにする。それ以外の部署のアギナイン達はそのまま結ばなければならなかった。それでセンモリをした幼い宮女達を「センガクシ」と呼び、その他のアギナイン達を「カクシ」と呼んだ。 |
|
【第6回】 宮女の服飾 普段着で宮中を出ようとするクミョン(ホン・リナ)。 普段着を着ているクミョン(ホン・リナ)。昔、宮女はどんな服を着ていたのか調べてみましょう。女官は朝晩の2交替で勤務したので、非番の時と勤務時の服飾は大きく差があった。 |
|
【第7回】 宮女たちのヘアスタイル 宮女たちの容姿をチェックしているチェ尚宮(キョン・ミリ)。 宮女たちのヘアスタイルについて調べてみよう。規律やしきたりが厳格だった朝鮮時代の宮中生活、宮中の女性たちの人間的な欲望の抑圧は伝統的な慣例の中で誇張された論争を起こしたりした。身分や意識によって、あるいは所属する部署によって朝鮮時代の宮女のヘアスタイルはその形態が異なった。 |
|
【第8回】 宮女の種類 菜園に行くのは、宮女としては捨てられることだというハン尚宮(ヤン・ミギョン)。宮女といっても皆同じ宮女ではないようだ。 宮女とは、一般的には尚宮と女官の意味だが、女官たちとムスリ(女官の下の職級で小間使いをする女性)・カクシミ(女官たちの家で手伝いをした女性)・房子(パンジャ:朝鮮時代に官職で手伝いをした人)・医女・ソンニムなどが含まれる。韓国の宮女の起源は三国時代以後から始まった。 |
|
|
【第9回】 宮女 契りの式を行う宮女たちの姿が見えますが…宮女は八方美人(※)? 宮女の身分は、従9品から高くは正5品までの職位を得る事が出来たので、当時の一般女性にはあこがれの職業の1つだった。当然この仕事は縁故がないと出来なかった。少なくとも尚宮の推薦がないと難しかったし、宮女になるためには身分の制限もあった。宮女は中人(チュンイン)の階級で、両班(ヤンバン)でも常人(サンイン)でもない階級の低い人の娘が多かった。このように宮女は誰でもなれるものではなく、宮女になるためにはいろいろなものを諦めないといけなかった。 |
いつの時代の話?(時代背景) |